「姫ってことは危険を伴なうっつー事だ、後、総長の女になることだわかってんのか?」
『うん・・・??は?!無理』
聞いてないわよ
「はぁー?!この女頭可笑しいだろうが!!
総長の恋人になるってのは奇跡だぞ、奇跡!!!」
なぜか意味分からない理由で男はキレだした
話が脱線しすぎだよ、貴方
「じゃ、今からルール変更して恋人じゃなくてもいいことにしよう?」
翼はこてんと首を傾け可愛らしくそう言った
「そ~だよなぁ~、拓斗ならできると思ってんだけどなぁ~」
遥は意味深な笑みを浮かべた
これで乗る男なんていない――――――・・・はずだよね
「?!何言ってんだよ!!
俺様に出来ないことでもあると言ってるのか?遥、」
まんまと遥の罠にハメられて乗ってきた
なんとまあ単純な男だこの男は・・・
「出来るんだよなぁ~、拓斗~」
「俺様は優しいからなっ!まあしょーがない、変更してやるよ」
ハッハッハッと豪快に笑う偉そうな男
そして"どうだよ?俺の技~"とでも言うような遥の視線
そしてその後、簡単に私は"姫"になった

