『っ、速、』



翼は思ったよりも速いスピードを出していた



でも風が気持ちよくて安心できた










「ついたよー!さくちゃんっ」



10分くらいしてようやく目的地についた



『・・・・・・大きいね、翼』



そして今私がいるのはなぜか高級マンションの前だ



「そうでしょー!!!!よし、入ろうー!!」



翼は普通にロビーに入り暗証番号を入力した後、エレベーターのなかから私を手招きした



私は小走りで翼のところに向かいエレベーターにのった








エレベーター内はなんというか凄く・・綺麗だった



ピッカピカのボタンに金色の手すり、さすが高級マンションだな、と思った







『何階に行くの??』



私はエレベーターの内装をじろじろ見ながらそう言った



「最上階だよっ!!眺めが凄くいいんだー!!」



翼は楽しそうにニコニコ笑った



『最上・・・階・・・?!』



バイクは別として高級マンションの最上階って・・それはびっくりするでしょ



最近の不良はお金持ちなのか・・・?と一人考えていた