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「へぇ、それは良かったな」
部屋に帰ると、暇そうにテレビを見る京香がいた
私は京香に翼の過去聞いた、と言うと素っ気ない返事ではあるが少しだけ微笑んでくれた
『遥と翼、2人共私に話してくれて今すっごく嬉しい』
「桜・・・、」
私の言葉に何か言いたげな京香
京香が口を開こうとした時、ガチャっとドアが開いた
振り向くと珍しく恥ずかしそうに顔を俯かせることり、それを横目で見ながらクスッと笑う新がいた
『ことり!!・・・おかえり!!!!』
「ただ、いま?桜、京香」
「・・・」
まだ恥ずかしそうにしていることりを見て顔を少ししかめる京香
「ことり、またな」
新はくしゃ、とことりを大切そうに撫でると部屋のドアを閉め、自室に帰っていった
閉まるドアの音と同時にことりは力なく床に座り込んだ
『ことり・・・??
大丈夫???』
私はことりに駆け寄った
するとことりは''疲れた〜〜!!''といって腰をさすった
その行動で察する
新とことりの一晩の行為を
「・・・キスマーク見えてるから」
京香は無表情でトントン、と自分の右の首筋を叩く
するとそれに気づいたことりはまた、カアァァっと真っ赤になった