「坊ちゃん、昨夜はしっかりと寝れましたでしょうか?」 榊が運転するのを横目でみながら、助手席の僕はゆったりとしていた 『まあまあ、かな でも凄く・・・・・・楽だったよ』 僕が少し微笑むと、いつも鉄壁仮面の榊さんも微笑んだ 「それはそれは、よかったです さあ、もう少しで着きますので心の準備をしてくださいね」 なんの・・・?とは聞けず、呑気にうなづいた ここから僕の運命が180度変わるというのに