『へ~・・・・・・・・・ってえ・・・?嘘よね』



「ほんとだよっ、さくちゃん!

だって僕さくちゃんの事好きもんっ」



「そうだぜ嬢~」



『・・・嬉しいような嬉しくないような』



「でも嬢~、それなりに覚悟しとけよ~」



『なんの覚悟・・・?』









「襲われる覚悟~、雲雷は一応ライバルに凛華と波風と黒影がいるからなぁ~」








「あっ・・・そうだったね・・・さくちゃん巻き込むことになる・・・」



『いいわよ、べつに』



「嬢~、本当にいいんだな~?」



『いいよ』



わかってるわよ



姫になるなら覚悟しなきゃって事ぐらいね



でも守られてもいいかなって・・・仲間って思える人が増えたらいいなって思う自分がいる



だから姫になれるなら――――・・・






なりたい