俺はどうしようもないくらいことりが好きなんだ
大和にも譲りたくない
でも大和の家が・・・少しずつ・・・少しずつ崩壊してきていたのを知っていたのはことりだった
俺はことりの事ばかり気にして近くに居た大和にさえ心が行き届いてなかった
情けなくて・・・情けなくて
こんな自分が許せなかった
ふと、耳のピアスを触ると大和とお揃いの黒ピアスが揺れた
ヤローとお揃いなんて嫌だ
でも大和は格別だ
大和はそれほどまで俺にとって大きな存在
だから俺はことりを大和を含めた自分以外の男に譲ろうって決めたんだ
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