大好きなことりにも見せたことが無い
大和だから・・・大和だから見せれたのだと思う
――・・・大和は小さい時からの幼馴染だ
でも幼馴染と言っても双子みたいなのだ
この北星学校に決めたのも俺が先に決めたとか大和が先に決めたとかじゃない
個人個人が同じ位の時間で、悩んで偶然同じ学校になった訳だ
俺と大和の性格は全くと言っていい程違う
好みも違う、趣味も違う
でも、唯一大和と被る所があったんだ
それはことりが好きって事だ
ことりは俺達二人にとって太陽みたいな明るい存在だったんだ
喧嘩したときだってことりが無理矢理俺と大和を持ち前の笑顔で仲直りさせたんだ
ことりの笑顔を見た俺はもう喧嘩の理由なんてどうでもよくなるんだ

