「ん~?翼と知り合い~?」
『隣の席』
「へ~・・・」
遥は意味有り気な表情でニヤニヤしていた
「さくちゃん!!!はるちんに何もされてないっ?!」
『されてな「ちょっとしたかなぁ~」
私の言葉を遮って遥は私の肩を抱き寄せた
「~~~ッ!!!はるちんの変態っ」
翼は小さい身長で一生懸命遥の額にデコピンをして私に抱きついた
『翼?』
翼の顔を見ると涙を溜めた瞳で私のほうをじーっと見てきた
どっちが女子なんだ
と思うほどその姿は可愛かった
男子に可愛い可愛いと思うのは駄目なのかもしれないが今の私にそんな事を考えている余裕なんてのはなかった

