『サボりですけど・・・先輩もサボりじゃないですか』
この人は青いネクタイをしている為、2年だということがわかる
「まあ~ね~、それよりさ~君胸でかいよね~」
『・・・は・・・?』
またクスクス笑いながら先輩・・・は私の顔をじーっと見た
「君名前なんていうの~?」
『長岡 桜』
苗字だけ言おうとしたが翼のときみたく、名前は?と聞かれるのも面倒だったのでフルネームで答えた
「へ~・・・
桜、耳弱いんだね」
ニヤッと艶やかな笑みを浮かべ先輩は耳元でさっきより甘い声を出した
『っ、や、やめなさいよ』
私は耳を手で覆いベンチから少し離れ先輩のほうを向いた
「可愛い反応だな~、そそるねぇ~
俺は羽柴 遥、先輩はやめろよ~」
『・・・しゃべりかたなんとかできない?』
「癖でな~、もう手遅れだなぁ~」
『あ、そう』
私は手に持っていたイチゴ・オレをもう一度飲んだ

