私が扉を開けると、遥は私の格好をみるなり手の甲を口元におさえ無言だった
遥の格好はダボダボのサルエルパンツに鎖骨あたりまでみえるTシャツ、そしてネックレスなどだった
シンプルなスタイルだが遥は美形だ
シンプルより派手目になっている
やっぱり不釣合いだったな、
そう思いながら"変だよね、ごめんね、変なの見せて"と言った
すると遥は
「すっげー似合ってる、桜、可愛いよ」
と言ってくれた
真っ赤になる顔とは裏腹に"そう"という無愛想な言葉が口から出た
遥は私の顔を見てクスッと笑うと"リビングいこ~ぜ"と言って遥は階段をおり始めた

