俺が昴の部屋から出ると、丁度嬢と鉢合わせた
嬢は風呂に入った後だから髪が濡れていて顔が少し火照っていた
普通の健全な男子ならこの姿の嬢を見たらもうノックアウトだろう
しかも少しはだけていた
「遥、あの、ご飯、だって」
嬢は下を向きながらそう言った
そして嬢はそれだけ言うと俺の部屋に走っていった
俺はそれを聞いてリビングに向かった
するといい匂いがした
目の前に見えるのは高級な肉
分厚すぎる肉だ
『母さん、これどうしたわけ?』
「あ~、ちょっと安かったから~」
や、この肉が安いわけが無い
たぶん嬢が来たからだろう
俺が女家に連れてくるなんて初めてだからな

