『水着・・・』



私が呟くと遥は



「まさか・・・持ってないとか言うなよ~」



鋭い・・・鋭いですよ、遥さん



『そのまさかです・・・』



プールとかも学校以外は行った事ない



「じゃ~、買いに行くか~?」



『え、いいの??』



「あぁ、もちろん翼のお金な~」



"俺は食いもんで毎回払ってるからよお~"遥がそういうと翼は私の手を握って



「さくちゃんのためなら買ってあげるよっ!!」



といってくれた



昴はというと・・・また何処を見ているのかボーとしている



「じゃ~明日行くか~??もう時間も時間だしな~」



遥の部屋を見渡すと唯一時間を教えてくれる小さな時計があった



デジタル時計の表示している時間は



19:00



だった



今日は時間が過ぎるのが早く感じた