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少しして遥が部屋に入ってきた



「嬢~、昴来たよな~、びっくりさせてごめんな~」



ヘラヘラと笑いながら遥はベットの脇の床に座った



『や、いいよ。

でも・・・びっくりした』







・・・なんで昴がいるの?



なんて聞けなかった



いや、遥が聞けない雰囲気を作ったんだろう



遥の笑う顔は、あの時みたいに隠しているような笑顔だった



昴と私は話をしたことが無い







昴は片目を隠している



そして片目は赤色の目



あの見透かされているような目は本当に苦手



でも私には人の表情を常に窺っているような目にも見える気がするんだ