「そう思わない??!さくちゃんっ!!!」
「そうだね!やっぱり凄いんだねー」
やっぱりって・・・何よ
男装してたからってこともはいってんの・・・?
俺が返事を探している時「嬢~」という聞いたことのある声がした
長岡桜の後ろからひょこっと顔を出した男
・・・・・・あのコンビニの・・・
俺は今女子に戻っている
だから言わない限り気づく訳な・・・
「あれ~?・・・昨日のコンビニ・・・の~?
女子だったんだな~」
―――――気づかれた
「ん??遥、知り合い??」
「ちょっとな~」
"遥"・・・ふーん、この男遥っていうんだな
ちょっと興味がある
長岡桜にだけみせる安心し切った目
そして俺をあの時の男だって分かったこと
どうしても気になるんだ

