――――――――――――
―――――――
「こいつってあの黒崎の女だろ・・・?」
「早くヤっちまおうぜー」
下品な会話が聞こえてくる
少しずつ目をあけるとカラフルな頭をした奴らがいた
そして手を動かそうとしたとき、縛られていた事に気づいた
でも"黒崎の女"っていうのは横に眠っていることりの事だろう
ことりだけでも守ってやらないとと思いながら相手の隙を窺った
ツンとしたペンキのような匂いがするこの場所
そして密室だ
部屋には男達4人前後と私達2人がいる
まあ4人くらい大丈夫かな
と思いながら私は足の力だけでスタッ、と立った
案の定男達は唖然としていた
手を使わずに足だけを使って立ったんだ
そりゃ並みの人間じゃないと思うだろう
そういえば俺、今日だけ女子に戻ってたんだわーとか色々考えながらあっという間に4人を倒した
もちろん、"足だけ"で