それから荷物の整理を終えると
プルルルル プルルルル プルル
「もしもし」
『もしもし。瑠璃だけど、市川 瑠璃の情報作っといてほしいんだけど。なんかもうハッキングしたらしいからさ。』
「もしハッキングしたの!?てか、出会うの早すぎ(笑)」
『希龍の幹部がいるクラスだからね。しかも、あたしのこと信じっちゃったみたい。明日あたりには、仲間になれって言うんじゃない(笑)』
「結構、いいかんじだな」
『だよねー。でも、あんたが希龍に憧れて、連盟の青龍に入ったかは分かった。そして、なんで辞めて、嫌う訳もね』
「……よけいなこと言うなよ。ちゃんと市川瑠璃として瑠華の分も働けよ。お前に求めることは瑠華の代わりとして仕事をすることだからな」