私はわたし





『いや…言わない方がいいだろ』



皆は瑠璃と望が出ていった扉を見つめた



『瑠璃は、冷姫のこと知らないみたいですしね』


『楓麻…冷姫と瑠璃は違うからな。被せんなよ』



伊月は楓麻にそう言うと屋上から出ていった