私はわたし




――――希龍side――――



『じゃあまた後でね♪』


バタン



望の声とともに屋上の扉が閉まった




『……そっくりだな』


伊月が言う


『本当にあいつの家族なのか?』


『本当だと思いますよ、快音。双子の妹がいるって言ってましたからね。』


『マジかよ…楓麻どうすんだよ。冷姫レイヒのことあいつに言うのかよ?』