『………どうだろうね』


『は?』


『もしかしたら裏切り者かもね。あたし

でも、それが本当かは伊月には分からない
もちろん希龍も。あたしにしか分からない…』


そう言うとあたしは歩きだした


『早く戻らないと心配されるよ』








こうして、高校1年の夏休みが終わっていった