私はわたし




『快音おせーぞ』

『ごめんごめん』


謝る気の無さそうな楓麻に呆れながら
駐輪場に向かう




『バイクで行くの?』

『あぁ、その方がはえーし。お前空鈴の総長だったなら乗ったことぐらいはあるだろ』

『まぁ…』


総長をやっていたのは中3のころだから運転は
出来なかったがよく姉の後に乗ったりしてた