私はわたし




快音っていうか(笑)



『でも、その前に…』


楓麻の言葉に皆が注目する





『下の奴等にちゃんと瑠璃のことを紹介しないとな』




そお、あたしはまだ希龍の奴等にあったことがなければ倉庫に行ったこともない



まだ幹部にしか認められていない
仮のメンバーだ




『ねー楓麻』

『なんだ』

『あたしはどんな立場として紹介されんの』

『快音より強いからとりあえず幹部としてだな。でも、女だから……』


快音が変な所に食いついているがあたしの方が
強いはずだし間違いは言ってない



でも、確かに問題は今までずっと男しか入れてこなかった希龍が

姫でもないあたしを受け入れるか……



『………』



皆黙っちゃったし