ある女性にプレゼントするためにジェエリーショップに入った。店員に欲しいものを告げた。

店員「プレゼントをもらう女性を想像するとモグラを連想するんです。」

「モグラ?」。

店員「モグラは時々地上に出てきますよね。本能が太陽の光を求めていると思うんです」

「そうなんですか(生物学者じゃないから、わからない)」と僕。

店員「女性も本能で光輝くジェエリーが好きだと思うんです」

「はい。(それは見栄かと)」と僕は一応答えた。

自分なら、各々太陽の光を求めて、結局は影に覆われる森のことを話すなぁと思った。

店員は喜びの話をし、自分は悲しみの物語を思いついた。

「次は朝が来るのが、楽しみになる小説を書こう」このとても好きな一文を見るとき、いつもモグラの話をしたジェエリーショップ店員を思い出す。