◉◉◉ 俺たちはキチガイじゃねぇ!◉◉◉

堀江『猿だ〜!!!!』


奈緒美『猿?』


小川の向こうから、一匹の猿がコチラをずっと見ている。

猿はクネクネと体を動かしながら、テルとアイムに近づいて行った。


アイム『こっちくんな!猿!しっし!』


テル『何だコイツ?クネクネしてるぞ?』


奈緒美『危ないから二人とも逃げなさい!』


ヨシコ『??』



堀江『猿だ!猿!猿!奈緒美!猿!』



奈緒美『大丈夫よお兄ちゃん!テル君もヨシコさんもいるんだから!』



堀江『だって猿だぞ!』


奈緒美『お兄ちゃんあたしが憑かれたのは猿の霊よ!あれは生きてるじゃない!』


テル『ひゃっほーい!』


アイム『まってくれよ〜。』


奈緒美『早く二人とも車に乗って!』


テル『ようし!じゃあいくぞー!』


ヨシコ『変だわ。あの猿こっちをずっと見てる。』


奈緒美『病気なのかな?』


アイム『気持ち悪いなあの動き方〜!まだ見てるよ〜』


堀江『樹海かぁ・・・。』