「太陽様!太陽様!」

思い切り、体を揺さ振られて、

俺は闇の中から、目覚めた。

重い瞼を開けると、眩しい照明の光と……………………俺の顔が飛び込んできた。

確かに…昨日までの男の俺の顔だ。

「お嬢様…」

猫沢が、俺のそばにいる。

「もういいわ」

女口調で、俺が猫沢に命じると、

「はっ」

猫沢は頭を下げ……おもむろに、注射器のようなものを取出し…

目覚めたばかりの俺に、針先を近付けた………。