それから浅井君はビールも飲み干し私の部屋に大切にとってあった焼酎にまで手をつけて昼までエロゲについて語り続けた
灰皿に山の様に積まれた吸い殻
5本のビールの空きカン
トイレ行ってくる。と立ち上がりトイレで一息つく
トイレを出て浅井君を見ると大事そうにエロゲを抱えて横になっていた
「浅井くーん。寝てんのー?風邪ひくよー。お家で寝なー」
私の声はどうやら夢の中にいる彼には届いていないらしい
ちょっとだけ。
テーブルを挟んで向かい側に横になった
寝顔は純粋無垢な少年の様で、いつもの浅井君とは全然違うけどそれも可愛かった
すまん許せ
テーブルの上から携帯を取るとカメラを起動した
-カシャ
「んー」
浅井君にその音が聞こえたのか寝返りをうって顔を隠してしまった
私の携帯にはもう見えなくなった浅井君の寝顔がしっかり残った
I☆KE☆ME☆N!
浅井君に毛布を被せると私はベッドに横になる
携帯に残った天使を見つめてニヤニヤしながら眠りについた


