どれくらい泣いただろうか

時計をみれば
12時を過ぎていた

ベッドの上に寝っ転がり
天井を見た

…もう、終わっちゃったのかな

そんなことを思っていると
止まっていた涙がまた溢れてきた

「うぅっ…」

その時、ケータイが鳴った
私は手にとり画面を見た

彼からの電話だった

出たくなかった
でも、何も理由が解らないまま別れるのはいやだった

私は通話ボタンを押し耳に当てた

「理由をお『今日はエイプリルフールだよっ♪びっくりした?って…え?!!』


嘘だとわかった瞬間
押し殺していた泣き声を大にして泣いた