思い出すのは、いつも、玲奈の笑顔。


瞳を閉じれば、必ず、彼女の笑顔がそこにあった。


玲奈の肌の温もりや、匂い。刹那的に、僕は僕自身を、この世から消したくなる。


僕は後悔なんて絶対したくなかった。


でも、失ってから後悔はやってくるものだという事に、初めて気づいた。