「でも、私だっていつどこで気持ちがどう変わるかなんてわかんないし。
もしかしたら大きな夢を見つけて、先輩なんかほっといて東京よりもっと遠くに行くとか言い出すかもしれないし。
先のことが見えないのは、みんな同じだから。
だから、先輩だけが自分を責めるようなこと、言わないでくださいね?
もしかしたら泣かせるのは私の方になるかもしれないし」
そう言うと、先輩は予想外だったのか、ブハッと健さんみたいに吹き出した。
そして、「泣いたら慰めてね?」なんて微笑む。
それからバリアの話をしてくれた。
自分は、こっそりバリア作って、みんなと一定の距離保ってきたって。
だから変に取り乱すこともなく、なんとなく遠くから眺めて冷静でいられて。
でも、いつもどこかひとりぼっちな感じがして、たまに無性に寂しくなるって。
「なのに、里花は突然現れたと思ったらガッツリバリアの中踏み込んで来るかるさ。焦ったよ。
気づいたら俺はバカみたいに笑ってたし、本気で怒ってたし、簡単に気持ちを裸にされてた」
「怖い?」
私の問いに
「怖いけど、多分楽しい」
先輩がちょっと笑う。
「寂しい?」
次の問いには、返事の代わりに、柔らかな表情を見せてくれた。
私を見つめ返す先輩の目があんまり優しいから、思わず目をそらしてしまいそうになる。
けど、もう、そらさなくていいんだよね?
もしかしたら大きな夢を見つけて、先輩なんかほっといて東京よりもっと遠くに行くとか言い出すかもしれないし。
先のことが見えないのは、みんな同じだから。
だから、先輩だけが自分を責めるようなこと、言わないでくださいね?
もしかしたら泣かせるのは私の方になるかもしれないし」
そう言うと、先輩は予想外だったのか、ブハッと健さんみたいに吹き出した。
そして、「泣いたら慰めてね?」なんて微笑む。
それからバリアの話をしてくれた。
自分は、こっそりバリア作って、みんなと一定の距離保ってきたって。
だから変に取り乱すこともなく、なんとなく遠くから眺めて冷静でいられて。
でも、いつもどこかひとりぼっちな感じがして、たまに無性に寂しくなるって。
「なのに、里花は突然現れたと思ったらガッツリバリアの中踏み込んで来るかるさ。焦ったよ。
気づいたら俺はバカみたいに笑ってたし、本気で怒ってたし、簡単に気持ちを裸にされてた」
「怖い?」
私の問いに
「怖いけど、多分楽しい」
先輩がちょっと笑う。
「寂しい?」
次の問いには、返事の代わりに、柔らかな表情を見せてくれた。
私を見つめ返す先輩の目があんまり優しいから、思わず目をそらしてしまいそうになる。
けど、もう、そらさなくていいんだよね?

