ダメダメって、何度も言い聞かせてこの気持ちに必死で鍵かけてるのに、どうして気がつくと頭も心も大樹先輩でいっぱいになってしまうんだろう。
なんで?なんて、私が聞きたい。
「ゆっくり考えてくれていいから」
その言葉に、どう応えたらいいのか、もうわからない。
俯いたまま悩んでいると、後ろから伸びてきた手が私の腕をぐいっと引っ張った。
「うぇっ?イタッ」
「悪いけど、やっぱり渡せないわ」
そして、私じゃなく、目の前の高橋君にそんなことを言うその人は。
──大樹先輩。
「あの、せ、先輩?」
「コイツだって揉み上げないじゃん」
は?
た、確かに、高橋君は両サイド刈り上げてる。
けど、それが何か?言ってる意味がわかんないんですけど?
それに、それよりなにより、掴まれてる腕が熱い。
ドクドク、そこから熱を帯びる。
心臓は容赦なく鳴り響くし、私の体はなんて正直なんだろう。
「あの、先輩、手離して」
「やだ」
やだ?って……なんで?
後から来た健さんは、大樹先輩のポケットに勝手に手を突っ込むと、そこからスマホを取り出して
「ほい」
ポチっとボタンを押してから、私に手渡してきた。
目を落としたその画面に私の疑問はまた増える。
なんで?なんて、私が聞きたい。
「ゆっくり考えてくれていいから」
その言葉に、どう応えたらいいのか、もうわからない。
俯いたまま悩んでいると、後ろから伸びてきた手が私の腕をぐいっと引っ張った。
「うぇっ?イタッ」
「悪いけど、やっぱり渡せないわ」
そして、私じゃなく、目の前の高橋君にそんなことを言うその人は。
──大樹先輩。
「あの、せ、先輩?」
「コイツだって揉み上げないじゃん」
は?
た、確かに、高橋君は両サイド刈り上げてる。
けど、それが何か?言ってる意味がわかんないんですけど?
それに、それよりなにより、掴まれてる腕が熱い。
ドクドク、そこから熱を帯びる。
心臓は容赦なく鳴り響くし、私の体はなんて正直なんだろう。
「あの、先輩、手離して」
「やだ」
やだ?って……なんで?
後から来た健さんは、大樹先輩のポケットに勝手に手を突っ込むと、そこからスマホを取り出して
「ほい」
ポチっとボタンを押してから、私に手渡してきた。
目を落としたその画面に私の疑問はまた増える。

