いまきみが笑ってくれるなら



え?知らない。



そお答えると彼は言う。



じゃあ、僕が教えてあげるよ。
愛してるっていうのは
自分の脳内に誰かが侵入してきて
その人が住みだすことなんだ。



正直その頃にはすこし
彼の強引さが怖くなっていた。
なにをいっているかが
まったくわからなかった。




そしてきみはいま僕の脳内に
どんどん侵入してきている。
正直きみのことで頭がいっぱいだ。
たった数時間の関わりで
僕の脳内にずけずけと侵入してきて
一体きみは何者なんだ。




笑いながら彼はいう。




もう、僕はきみを愛している。