「ほら、これ着とけ。」 その人が着てたパーカーを私に投げた。 「あ、ありがとうございます。 あのお名前は....?」 「何で?知ってんだろ?」 え、こんなイケメンさん知りませんよ? 「んま、そのうちわかるから。」 そのうち? 「んじゃ、気をつけて帰れよ?」 「あ、あのパーカー...」 「また今度返して」 「は、はあ。」 男の人はその場から立ち去った。