「………」



ライはじぃっと北の方向を見つめていた






「死を操る神は存在してはいけない、時を操る神は存在してはいけない………か」






「なら、なんでうまれてきたのかな」


少女の小さなつぶやきは、誰にも聞こえる事なく消えて行った