遠い未来。~先輩の元カノ事情~


 4月――――。

 私は先日、大好きだった地元の中学を卒業し
 今日からは所謂『華のJK』というものになる。
 高校の受験に一度失敗した私が通うのは
 浅草にある定時制の高校で、Ⅰ(朝)部Ⅱ(昼)部Ⅲ(夜)部とある中で
 昼の時間帯のⅡ部だ。
 元々朝が苦手ということもありこの部にした。
 
 特に決まった指定服はないが、提示された標準服を購入したため
 新しい制服に身を包み春らしい曲を聴きながら
 自転車で登校していた。実に高校生らしい!
 もっとも、土地勘のない私は
 普通に向かえば30分足らずの学校まで
 迷いに迷って一時間もかかったのだけれど。

 おかげで入学式は遅刻ギリギリ。
 しかし、初めて見る光景や周りにいるこれから
 関わっていくのであろう人たちを見ると
 私の心はとても浮き足立っていた。

 初日を終えて何人か友達もできて
 帰路に着いた私の携帯に一件のメールが届いた。
 それは同じクラスの男子からでメールには

 `今日、美紅(みく)ちゃんのこと見つけたよ!!`
 
 と書いてあった。
 なぜ私が入学初日にして男子のメアドなんかを
 持っているかというと、けしてそんなすぐに男子にまで
 声をかけられるような積極性があるわけではなく
 入学前から某SNSサイトでメッセージのやりとりをして絡んでいたのだ。