航の言葉に、目を見開いた。

…嫉妬。

それは、ヤキモチってことでしょう?

そう考えると、

なんだか嬉しくなる。

それだけ、私の事を想ってるって

事だから。

・・・

「・・・航」

「・・・ん?」


「私の事、守ってくださいね?」

「…当たり前のことを言うな」

・・・

見つめ合った私たちは、

クスッと笑いあい、

触れるだけのキスを交わした。

・・・

会社で、こんな事、

やっちゃいけないかもしれない。

でも、

ほんの少しだけ、許してね?