それだけ言うと、

さっさと店を出た航。

・・・

もちろん永遠はそんな事で、

引き下がるはずもなく、

急いで私たちの後を追ってくるなり、

航の肩をガシッと掴んだ。

・・・

「高橋課長、友子とどういう関係ですか?」


「・・・」


「上司と部下と言う関係以外、

何でもないんでしょう?

勝手に連れて行かれると困るんです」



「三浦はオレの『所有物』だから、

二度と触れるな、近づくな・・・

それを守れないなら、

上司の権限で左遷する、以上」


・・・所有物って。

私は物ですか?

聞いてたら、なんだかどんどん腹が立ってきた。


「高橋課長」

「…なんだ三浦?」