イケメン上司の恋愛条件【おまけ更新中】

驚く私を見て、

航は優しい微笑みを浮かべた。

・・・

「何で知ってるんだ?って顔だな」


「…だって」

言うつもりがなかった。

・・・

私は心から航を愛してる。

そんな愛する航の子供が宿り、

どれだけ嬉しかったか・・・

でもその嬉しさと比例するほど、

罪悪感も募った。

・・・

秀人が自分の最後の時間を

私と過ごしたいと思ってくれるほど愛され、

それに答える事は出来なかった。

たくさん苦しめられ、

たくさん傷つけられた相手なのに、

そんな事、思う必要はないのかもしれない。

でも、

私を想う気持ちは、

常に本物だった。

だから、自分が幸せになるなんて、

なんだか悪い気がして・・・