高橋航殿
すべてを知った航は、今どんな気持ちなのか。
嬉しいのか、
それとも、少しは悲しんでるのか・・
航から友子を奪った罪は消えない。
一生恨まれても仕方がない事だと思ってる。
でも、
私は心から友子を愛した。
人生で生まれて初めて本気で。
だから後悔してないし、
最後を友子と過ごせてよかったと思う。
治らない病気のせいで、
友子を諦めなきゃならない・・・
どんな手を使っても手に入れたかった。
それはもう叶わない夢、だが。
航、
私が死ねば、
すべてから解放される。
たが、一つだけ私の願いを聞いてほしい。
徳間の社長として。
君に辞令を・・・それは。
…オレは息を呑んだ。
すべてを知った航は、今どんな気持ちなのか。
嬉しいのか、
それとも、少しは悲しんでるのか・・
航から友子を奪った罪は消えない。
一生恨まれても仕方がない事だと思ってる。
でも、
私は心から友子を愛した。
人生で生まれて初めて本気で。
だから後悔してないし、
最後を友子と過ごせてよかったと思う。
治らない病気のせいで、
友子を諦めなきゃならない・・・
どんな手を使っても手に入れたかった。
それはもう叶わない夢、だが。
航、
私が死ねば、
すべてから解放される。
たが、一つだけ私の願いを聞いてほしい。
徳間の社長として。
君に辞令を・・・それは。
…オレは息を呑んだ。

