2週間もすれば、

すべてが揃い、私の元に、

警察が来るだろう。

・・・

そしてその次の日、

私は式場を予約していた。

・・・

もちろん私があげる為の式ではない。

友子と、航の、

2人の為の結婚式。

2人の晴れ姿を見る事は叶わないが、

私なりの、

2人への罪滅ぼしだ。

・・・

こんな事で、

許されるとは思っていない。

だが、

ほんの少しでも、

罪滅ぼしになるなら。

・・・

私の命がいつまでもつかわからない。

医者は余命1か月だと言っていた。

・・・

それはあくまでも、

予告に過ぎない。