そう言って微笑んだ航は、

私に近づくと、

頭にキスを落とした。

・・・

私の顔は、

みるみる赤くなる。

・・・

「ホント、友子は、可愛い」

「///!!」

・・・

私は家にいる事になり、

航は会社に出社することになった。

「・・・気を付けて、行ってらっしゃい」

気を付けて…

それは、秀人に、と言う意味。

・・・

秀人は航に何をしでかすかわからないから。


「そんなに泣きそうな顔をするな。

会社に行きたくなくなるだろう?

独りにさせておけなくなる」


「・・・」


「…ほら、笑って」


航に促され、

作り笑いをする。