「ママ、パパ…お外…雪が降ってるよ!!」


外に飛び出した理沙が戻って来た。




「理沙のヤツ…俺のコト…パパって言ったよな…杏」


「そうね」



「だって…結婚式終わったし、孝典さんはもう私のパパだよ」



「そうだな…俺は理沙のパパだな…」



孝典さんは理沙を抱き上げた。




「パパ…力持ち!!」



「そりゃそうだろ?俺は杏と理沙を守らなきゃいけない」



二人は教会の外に飛び出した。




「ママも行かなきゃ…理沙ちゃんにパパ…奪われるわよ」



千紘さんに促され…私も二人を追い駆けた。