セカンド・ウエディング~彼の愛は濡れる雨のごとく~

「自分でも思う…私は卑しい人間よ。二人はとってもいい人なのに…二人の垢を煎じて飲みたいわ」



「佳世…さん…」



「…ねぇ?杏…私も間に入るから…孝典と話をしましょう?」



「私は…」




「貴方も殺人犯の息子である孝典を敬遠するの?」



「そうじゃないの…私と理沙の間ではもう…二人で生きていくコトになってるの…」



「・・・」



佳世さんは押し黙って、持っていた缶コーヒーを喉に通した。


「…ゴメンなさい…佳世さん…」


「・・・」



「私一人なら…飛び込んで行くかもしれないけど…私はシングルマザー…理沙のコトも考えないと…」



「…運動会で見た限りでは…とってもいい雰囲気だった思う…」