だが、それだけでは終わらなかったー。




がたん、ごとん…

いつもの様に電車と揺れる朝。


偶然か待ち伏せかは分からないが、あの男と会った。



「…こんにちは。のどかちゃん。」

彼のテンションは低いように感じられた。


「……こんにちは。」


「俺のメアド拾っちゃったんだけど…」

ちゃんとゴミ箱に捨てればよかったなー。


「ゴメンなさいっ…途中で落としちゃってたみたいで…」


いけるか?信じるか…?



「しかもさー東山学校なんてなかったし。」


あらら。

わざわざネットで調べたのかな?


こんなったら仕方ないよね…★



「ずいぶん暇なおっちゃんだねー!

てゆーか奥さんいるのに浮気しちゃだめだよ?(笑)
中2の女の子にー(笑)」


「……おい」


「何よ。何か文句でも?だいたい信じる方が馬鹿なんじゃないの?」






「っ……おまえ、黙って聞いていれば…っ!」