初めまして。


私の名前は明(Aki)


今日から高校1年生です。


性格は明るくて,優しい。
誰とでもフレンドリ−。


「明、おはよ〜」

「おはよ。
菜穂、華恋は?
いつも一緒じゃない?」


話し掛けてきたのは
親友の菜穂だ。


菜穂(Naho)
背が高くてモテモテ。
誰からも信頼されてる。
しっかり者。


華恋(Karen)
オシャレが大好きで
女の子らしい。
歌が上手くて,頭が良い。


「明、華恋に聞いてない?」

「何が??」


私には分からなかった。


「………言わなかったんだ………」


菜穂は『言わなかった』
という言葉を言い続けた。


「意味分かんない。
華恋は来るんだよね。」


私は菜穂に確認した。


菜穂が『来るよ』というのを
信じていた。


「明、華恋は来ないよ。」


(え――………??
何で来ないの?)


私は思考停止していた。


「どういう意味………??」

「華恋は他校に行ったの。
私も止めたけど………」


(他校に行ったの??
………止めた………??
何時、菜穂は華恋から
直接言われたの?
何で私には言わないの?
3人で親友じゃないの??)


「菜穂、聞いたのは何時?」

「………引退式………」


(引退式――………
2・14かぁ。
引退式して2ヶ月も経ってるよ?
攻めて卒業式ぐらい………)


「引退式して2ヶ月経ってるよ?
何で言ってくれなかったの?
3人で親友じゃないの??
有り得ないじゃん………」


私は、いつの間にか泣いていた。


しかも叫んでいた。


「明、聞いてくれる?
私………華恋の気持ち分かるよ。」


(………え………)


「何で分かるの??
意味分かんないよ。」


私は泣きながら言った。


菜穂は空を見上げながら
優しく言った。