勇者は取り出した干し芋を見るなり 目を大きく開かせて焦っていた 「けむり玉と間違えて、干し芋出してしもうた」 「ぶっ」 どこぞのコントだ ちょっと待て、今誰か吹いたろ 勇者のお茶目な行動に スリーズ金髪は腹を立たせた 更に血相を変えるスリーズ金髪は 怒りを握り拳に表していた ヤバイ。このままじゃ、勇者が殴られる 私が止めなきゃ! 「調子こくなよ!!弱小勇者」 出遅れだ ツー金髪が手をふりかざして 勇者に襲いかかる 「勇者、避けて!」 私の言葉も届かず 勇者は殴られてしまった