きょうの、ぼく。




いつしか、私は一人ぼっち
友達なんて一人も出来やしなかった
唯一私を癒してくれたのが女手一つで育ててくれた母



この人が居てくれれば友達なんて要らない

小学校で初めて友達が出来た



優しい笑顔で少し変だけど友達は
私に真っ直ぐ視線を合わせて

『一人になりたいと思ったら、今すぐにでも一人になれる。でも、誰かと一緒に居たいって思ったら、一人になんてなりたくないんよ』


微笑んだ顔にさしのべられた手は
暖かい

中学に上がる6ヵ月前、友達は親の他界が原因で
転校して離れていった。



また、私は一人ぼっち





そうだ・・・友達が欲しいと思えばいいんだ






友達が欲しい