きょうの、ぼく。


『柏木 維、16才。クラスメイトからのイジメによる悩み』

『干し芋喰いながら喋んな、くっせえーよ。まあ、助けりゃいいんじゃねえーの?』

『でも、ぼくが助けたら怒り出してさ、本当に何がしたいんだか』

『お前の本気知らねえーだけだろ。晒すのか?その、左目を』

『何も無い左目見せたって、怖がるだけだ』

『じゃあ、行くぞ。モップ濡らした方がいいのか?』

『そりゃあね。アンタが居ないと。』



『清掃英雄・バケツ』