虹のカケラ



次の日、授業が終わって康南とバスケ部に仮入部するため
更衣室で着替える。





「ジャージでいいよね?」





「多分…。」





出ようとすると夏音に会った。





「あれー?夏音もバスケ部?」





夏音はすこし怒った顔をした。





「はぁ?まさか、葉瑠、夏が幼稚園からバスケしてたの忘れた?」





「あ。」





やっぱり!
と笑う夏音。





もうジャージに着替えてて気合い入ってる。





「三人でいこ!」





「うん!」





手を繋ぎ体育館まで走る。





この三人でずっといたいな…





なんてあたしは夢見てたんだ。