■ SIDE REO ■ 「礼央ー、お昼どこで食べる?」 「今日天気良いし、屋上行ってみよっか」 「うん!」 俺には、一応彼女がいます。 原田梓。 嫌いな訳じゃない。むしろ好きだ。 でも…これが、こんなのが“恋”なのだろうか? 一緒に居て楽しいけど…なんか、違うんだ。 いつも、曖昧な感情を抱きながら、梓と過ごしていた。