周りが仲良い子と一緒のチームになっていく中、ひとりの私。 「ハルナ、あんたのチームひとり少ないんだから上村もらいなよ」 「えー、なんでよ」 「…上村さん、あたし達のチームにおいでよ」 「え…」 絶対貰われないと思っていた私にとって、思いも寄らない言葉だった。 「嫌?」 「あ…お、お願いします」 そういうと、女の子はニコッと笑った。 久しぶりに笑いかけられた気がする。