善いヴィッチ

しどろもどろになりながら言う田中の姿は、明らかに男日照りの処女だった。

「まぁもう少しスマートに、交渉される予定だったんだけど」

身に付けているパーカーの裾を握る。

「という事でやり直しというか」

その裾をガバッと摺り上げて。

「セックス、して下さいっ」

但しオッサンの好きな凌辱系は無しの方向で。

田中の顔にはそう書いてあった。